空をみたら

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15年前に父が私に話してくれたこと。
毎年思い出す言葉

『人生は航海に出るようなものだ。
 気持ちよく風を受けながら
 すいすいと前に進んでいくこともあれば


雲行きが怪しくなって大嵐の中で

何とか船が沈まないように
どちらに舵をとればいいか

船長は、自分の命を懸けて
自分の勘を頼りに舵を取るんだ

船員の命を預かっている時は
その責任も重大だ。

パパも船長。

色々な風景を見たけど
すごくいい航海だったよ。』

ベットの上でそう話してくれた父。

薬の副作用で時々話が混乱することがあったけど

この時は父の言いたいことが
良くわかりました。

今日は6月だけど青い空が広がっている。

『パパ、私も今、なんだかとっても良い航海をしてるよ
 まだまだ途中だけどたくさんの港について
 たくさんの人が
 私の船に乗ったり降りたり

 私の船に乗った人は
 この船の旅に参加出来て

 楽しかった
 嬉しかった
 価値があった

そういってもらえるような
船長さんでいられるように
頑張ってるよ!』

今日は尊敬する父の命日でした。

私の新しく始まった航路

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