『お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの』
これ、ジャイアンのセリフとしてとても有名ですよね。
このセリフが、やさしさの塊のセリフだ
ということをご存知な方は
どれくらいいるのでしょうか?
このセリフが生まれたシチュエーションを
ご存じない方のためにざっくりと解説しますね
あるときのび太君がランドセルをなくしてしまって
裏山で探しつつ困って泣いていました。
のび太君が学校に来ていないことに気がついたジャイアン。
のび太君を探して事情をきくと
雨の中泥だらけになって
のび太君のランドセルを探し出して持ってきてくれました。
ありがとうとお礼を言うのび太君にジャイアンがいったのは
『お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの』
のび太君のものは自分のもののように大切だから、
一緒に探すのは当然!
困っている友だちには自分のことのように全力を尽くす!という意味だったのです。
人の言葉やしぐさを切り取って解釈してはいけないということを
教えてくれていますね~!
娘が小学校の時、『ジャイアン暴言トランプ』を見つけて
買いました。
ジャイアンというワードが
良く出てきていたんですよね。我が子。
このジャイアンのようなお友だち?!がいて、
娘は、ちょっと(だいぶ?)おびえていました。
いつも元気いっぱい!ちょっと自己主張は強め。
そのお友だちの前では、初めのうちはいつも
顔色をうがかっていて、
『だって、怖いんだよ~』と言っていました。
でも、のちに、いつでもどこでも、
あたしが守ってあげる!!!と言ってくれる、
ヒーローのような存在となっていたんです。
そして、娘も、彼女のそんなやさしさに気がつくと
自分の意見を隠すことなく
堂々と、私はこう思う!と言えるようになり
すっかり、本当の親友!こころの友よ!に
変わったんですよ。
一見強そう・こわそうなお友だちも
知ってみるとすごく良いところがある!
そんな経験をさせてくれたジャイ子ちゃんに
感謝!!!
色々な性格・価値観の人がいる。
それが自分とは違っていても
お互いに良さを認め合える。
その人の一部を知っただけで判断していては
その関係は作れない。
悪いところも良いところもひっくるめて
ありのままの姿を認め合える。
大人になってもそんな人間関係をつくれる
コミュニケーション力を誰もが持てるといいですね!