おかあさん、そこじゃないよ・・・。
うちは大丈夫!
ちゃんと子どもに愛情を注いでます !
というお母さんが、
陥りがちな落とし穴があります。
あなたの育児、落とし穴にはまりそうになっていない?
お母さん、子どもか求めているのはそこじゃないよ・・・。
って、保育士として感じることがあります。
Aちゃんのお母さん。
私たち保育者にもニコニコしてくれて
いつもおしゃれしていて、
仕事はきっと、バリバリに出来るんだろうな
お仕事はとても忙しそうで、
保育園のお迎えはシッターさん
シッターさんが保育園から
英語教室に連れて行ったり、
バイオリン教室に連れて行ってくれて。
夕方の時間を習い事に行っていてもらえば
夕飯は仕事帰りのお母さんと
一緒にご飯が食べられるし
子どもは将来に役立つことを
経験出来てるわけだし
うちの子育て、間違いないよね!
と確信を持っている様子。
平日はほとんど子どもの相手ができないから
週末は大サービス!
車で数時間かけて
全国各地のレジャー施設に!
日曜の夜に帰宅するくらい
フルに遊びを満喫して
月曜の朝は、お互い
『頑張ろうね!』と
忙しい1週間が始まる。
この生活のAちゃんは
保育園ではどんな姿かというと
とにかく保育者にべったり甘えて
私のことだけ見ていてほしい
他の子が来ると
『先生、あっち行こう!』
と保育者を独占したくて
一緒に遊ぶより、
ただただ、だっこしていてくれれば
満足。
これして遊ぶ?
これ面白そうだね!
見て見て!これ、不思議でしょ?
保育者もいろいろと試行錯誤して
Aちゃんが楽しめそうな遊びを
提案するけど
ううん。いい。
と首を振ります。
膝に座っていたい。
唯一、いいよ。
と言ってくれるのは
絵本。
だから、保育園中の絵本を
片っ端から読んであげるつもりで
付き合ってあげるけど
どうしても保育園は
集団の場なので
他の子と一緒の場面も出てきます。
そして、お昼寝は
みんなが寝静まるまで起きていて
『先生、トントンして』と保育者がそばで
背中を触っていることを求めていて
でも、身体はとっても疲れていて
おやつの時間になっても、
なかなか起きられない。。。。
夕方になると、
『保育園がおわっちゃう。
○○(習い事)の時間になっちゃう。』
とそわそわ・・・。
でも、シッターさんがお迎えに来ると
さっと切り替えて、
さようなら。と礼儀正しく
帰っていきます。
Aちゃんがお母さんに求めているもの
それは、お母さんのぬくもりを感じること。
将来のために
お母さんが決めた習い事を
することではなく
お母さんに絵本を
読んでもらいたいのかな。
長時間チャイルドシートに
縛られているのではなく
お母さんの膝の上にいたいのかな。
自分ががしたいことを
お母さんが一緒に見つけてくれたら
もっと、いろいろなことに
興味がわいて
自分で発見する楽しさを
感じられるようになるのかな・・・。
お母さんは、子どもに
ちゃんと愛情を注いでいるけど
子どもが求めているものは
そこじゃないんじゃない?
て、思うのです。
親子の心を
ピッタリ合わせることって
簡単なようで
難しい。
私もそうだったけど
育児には
あふれる情報を
一方的に受け取るんじゃなくて
自分のやり方を
人に聞いて意見をもらったり
色々な人の経験談を聞いて
イメージすることが
大切なのでは?
そんな思いから
『こころピ学校』を立ち上げました。
是非いらしてくださいね
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